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なぜアイが曲がっているか?
僕が使う毛鉤にはハリのチモトのアイが曲がっているダウンアイのフライフックをよく使用していますが、
そもそもなぜアイが曲がっているのだろうと思った事はないでしょうか?
その答えは、
以前、がまかつのフック担当の佐野さんに教えて頂きましたが、
二つの理由があり、一つは針先とハリスの結び目が近い方がフッキングしやすい事。
もう一つは貫通性がよくなるという事です。

ストリーマー等に使われるストレートアイの場合は、針先がアイの方を向く事によって解決しています。
その場合フトコロが若干狭くなるのはやむ負えませんが。

ではなぜ針先とハリスの結び目が近い方がフッキングしやすいのでしょうか?
その答えは大変難しくなるのですが、
一般に広く使われている「J型」のハリより「C型」のハリの方がフッキング率も高くバレ難いという事があります。

「魚の行動習性を利用する 釣り入門」という本の中にもそれは詳しく記されています。
パプアニューギニアの現地の漁師達は、未だに鉄製のハリではなく動物の骨製のハリを使っていて、
しかも針先が極端に内側を向いた「C型」のハリを使っています。
彼らによると鉄製の釣り針よりも彼らの骨製の釣り針の方が格段によく釣れるそうです。
そして「C型」のハリの優位性を実証する実験結果も載っているのでぜひ一読をオススメします。

毛鉤を作るにあたって、制作上「C型」のハリを使う事は機会が少ないのですが、
「J型」のストレートアイよりも上記のような理由から多少でも有利なダウンアイのハリを選択するという事に僕は至っています。


「魚の行動習性を利用する 釣り入門」には、
他にも「魚は0.1号のハリスが見える」「形状識別能力は抜群」「紫外線に反応」等々…
興味深い実験結果が目白押しの内容が書かれていますが、
その話はまた別の機会にお話したいと思います。

上記の本は右側のフリースペースにリンクしています。
 
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