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悲しい水量
連休真っただ中に栃木県鹿沼の大芦川に行って来ました。
釣りがメインの目的ではなく所用があっての事なのですが、
もちろん時間があれば竿を出そうと思っていましたが、
悲しい位にチョロチョロの水量を見て竿を出す気が失せてしまいました。

他の釣り人も同じ気持ちなのか、連休中だというのに川には釣り人の姿は無く、
古峰神社近くの上流の道端に釣り上がって休んでいるフライマンが三人居ただけでした。

ふた昔前にはそれこそ10mおきに釣り人が川に立っていた位なのに、
水量は激減し、釣り人の影はすっかり消えてしまいました。
キャッチアンドリリース論争やフライ専用区戦争に嫌気がさして
餌釣りの釣り人が川から姿を消してしまったどころか、釣り人の影すらない川は一種異様です。
代わりに川岸にはバーベキューを楽しむ人達のカラフルな日よけテントやクーラーボックスで彩られていました。

この切ない水量と釣り人の居ない川を見ていたら
「昔はよかった」と口癖のように吐いた翁と同じ言葉を自分も呟いてしまっていました。

しかしどうしてこんなに水量が減ってしまったのでしょうか。
水量はふた昔前の半分以下でしょう。
川の水というのは雪の量に影響されますから降雪量が減った事が大きな原因だと思います。
奥日光の降雪量は以前の半分以下という事ですから合点がいきます。
男体山の冠雪が無いのも正直心配です。
アジアの自然破壊による温暖化は僕達から渓流釣りという楽しみさえ奪っていってしまいそうです。



大芦川に来たからにはと久しぶりに天狗の社の古峰神社へ寄りました。
写真は大欅から一刀彫で作られた烏天狗と大天狗。ものすごい存在感です。

天狗ばかりが注目される神社ですが、屋根はなんと茅葺です。
とても美しい屋根です。

神社に併設されている庭園の「古峰園」はオススメの場所です。
入園料を払ってもその金額以上に満足出来る素晴らしさです。
ちょうどツツジが咲いていて綺麗でした。

びっくりするのが園内に立つ「鳥獣魚供養塔」です。
園内の建物や庭園のデザインも手抜きが無く素晴らしいですが、
この供養塔を園内に建てる古峰神社の宮司のセンスの素晴らしさに感服致します。
心の底から合掌したくなります。


この先に大きいヤマメを釣った荒瀬と淵がありました。
あまりの水量の為に目印があっという間に目の前を流れ去りましたが、
それでも目印を引き込むアタリがあって、ガツン!ガンガンガンガンと…。
この悲しい水量を見ていると胸が痛くなります。
「昔はよかった」と呟かずに済むように、何か出来る事はないものでしょうか…

 
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昨日、去年の秋から野外水槽で育てたアマモの苗の移植イベントがありました。
来た人は70名くらいですが、漁師さんや企業や役所のバックアップがもらえるようになりました。

水槽の後片付けを、参加した人たちとしていて、試みの初年度は、寒さと孤独感との戦いでしたよね、と仲間と思い出話をしました。
だのに、今日は、人がたくさん来ていてうれしいですね、と。

東京湾全体からみれば、小さな漁港の小さな場所での取り組みなのです。
わたしたちの自己満足と言われればそれまでなのかもしれませんが、ちょっとでも、後の世の人に残せるものを作れるような気がしています。

心ある人があきらめずにいれば、きっと、何かがあるのでは、と思えた日でした。

from. sakabe / 2015/05/10 3:01 PM
sakabeさんコメントありがとうございます。
アマモの活動、漁師さんや企業や役所のバックアップがもらえるようになったなんてすごいですね。

少しずつでも何か前に進んでいれば、
心の痛みを分かち合え、そしてその痛みを和らげるような活動と賛同が得られるんですね。
素晴らしいことだと思います。

僕もそろそろ東京湾が恋しくなってきました。
from. sasaki-kebari / 2015/05/11 8:03 PM
山と海は仲良しですよね。
山の豊かな栄養が、川をくだって海を豊かにする。
山の活動も応援してます。

東京湾は豊かどころでなく、メタボで困っちゃうのですが、
それでも、海は楽しいです。
たまには、遊びにいらしてください。
わたしもいつか、山遊びに行きたいです。
from. sakabe / 2015/05/11 9:37 PM
sakabeさんありがとうございます。

山釣りと海釣りの両方を以前はしていた時は、
海釣りのあまりの違いさにかなり戸惑ったものです。
ただ、川の源頭で岩魚を釣っていた自分が、東京湾で黒鯛を釣っていた時に感じたのは、簡単な言い方だけど、つながっているんだなあと思った事です。
誘い釣りのやり方も似ていますしね。

ぜひ山遊びにいつか御一緒したいですね。(^−^)
from. sasaki-kebari / 2015/05/13 1:44 PM